インターネット上で議論されることが多い、日東駒専のレベル。
「ニッコマは誰でも受かる」という人もいれば、「日東駒専は意外と落ちる」という人もいるでしょう。
人によって感じ方が大きく異なるというのもありますし、適当な噂が拡散している状況も見られます。
そのためこの記事では、長年受験の講師として活動している私が、日東駒専の難易度をガチ解説していきます!
日東駒専に合格するのは難しい?
日東駒専の偏差値は河合塾ベースで文系は50強、理系は50程となっています。
偏差値50というと真ん中くらいになり、大学受験をする人の中で中間に位置するイメージです。
大学受験をする人が50%と言われているため、同じ年齢の人の中で中間に位置するよりも、難易度はグッと上がります。
高校の偏差値からマイナス5くらいすると大体、大学の偏差値に換算できると言われています。
つまり偏差値57くらいの高校に通っている方が、日東駒専に進学するケースが多いです。
偏差値57くらいの高校の方にとって日東駒専は「難しくもなく、簡単でもない」という感じと言えるでしょう。
これを「意外と難しい」ととらえるか「簡単」ととらえるかは、人それぞれですね。
日東駒専の試験の難易度
日東駒専の入試問題の難易度は、学校で習うような内容がメインです。
学校の授業を3年間集中して聞いていれば、後は過去問少し解けば合格点が取れるでしょう。
しかし学校の授業をちゃんを受け続けている方って、すごく少ないんですよね。
だからこそ偏差値が比較的高い高校に通っている方でも、日東駒専に落ちてしまうケースが見られます。
簡潔に言えば「日東駒専の試験は基礎・基本ばかりだけれども、基礎が固まっている受験生は意外と少ない」という事です。
どうすれば日東駒専に合格できる?
前述の通り学校の授業をきちんと受けていれば、合格はそう難しくありません。
しかし「学校の授業、適当に受けていたなー」という方も、多いと思います。
そういった方はまず、高校受験向けの単語帳と文法のテキストから勉強してください。
この辺りは短期間でザっと復習して、本格的な大学受験の勉強に入りましょう。
そして高校1年生レベル、2年生レベルと徐々に難易度を上げていきます。
基礎から土台を積み重ねていくことで、確実に日東駒専に合格できる力を養っていきます。
逆に基礎・基本に抜け漏れがある状態では、日東駒専に合格できる可能性は低いので、注意しなければいけません。
ニッコマに落ちる人の特徴とは?
ニッコマに落ちる人の典型的な特徴として、「基礎をおろそかにしてしまう」という点が挙げられます。
大学受験に向けて勉強する方はやはり、MARCHや早慶、国公立大学などを第一志望にするケースが多いんですよね。
なので常に目線が志望校に向いていて、「自分の敵は日東駒専よりもっと上にある」と感じて、いきなり応用の勉強から取り掛かってしまいます。
難しい参考書や問題集を勉強している時って、なんか心地が良いですし、頭が良くなっている気がしてしまうんですよね。
でも実は「理解したつもり」になっているだけで、意識ばかりが上を向いて、実質的な成績は伸びていません。
そして入試が近くなって日東駒専を滑り止めとして出願するも、不合格という方はこれまで、数えきれないほど見てきました。
この話を聞いて「自分はそうはならない」と思っている方も、本当に気を付けた方が良いです。
基礎・基本の勉強がどうしても面倒に感じてしまうのは、ほとんどの受験生に当てはまることですからね。
まずは日東駒専で合格点を目標にしよう
大学受験の勉強をするうえで、基礎が固まったかどうかは「日東駒専で合格点が取れるか」で判断しましょう。
制限時間内で75%以上取れれば、合格の可能性は高いですし、基礎もだいぶ固まったと考えて問題ありません。
日東駒専の中でご自身が受ける可能性がある大学の過去問で、チェックしましょう。
特に私立大学を志望されている方は、確実に滑り止めを抑えることにもつながります。
日東駒専の試験は易しい問題も多く含まれており、50%くらいまでは簡単に得点ができます。
しかし75%となると基礎がしっかりと固まっていないと得点できず、ファーストステップとしてここを目指していきましょう。
日東駒専の難易度まとめ
日東駒専の難易度は偏差値57くらいの高校に通う方が、最も多く進学するレベル。
試験の難易度も基礎的で、学校の授業を聞いれいれば答えられる問題ばかりです。
まずは日東駒専の過去問で75%を取ることを目標にして、勉強に取り組みましょう。
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