早稲田大学の得点調整・成績標準化をガチ解説。教育学部・商学部・法学部など

早稲田大学を受験する方の多くは、「得点調整」や「成績標準化」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。

受験期はマイナスな情報に敏感になりやすく、「得点調整があるからそう簡単には合格できない」「素点だと8割は必要」「赤本や青本の合格最低点はあてにならない」などなど、色々な噂で不安になることも多いと思います。

この記事では「早稲田大学の得点調整」について、早稲田卒の講師が徹底的に解説していきます!

英語の偏差値40前半でも、早稲田大学に合格した裏ワザはこちら

 

早稲田大学が得点調整・成績標準化をする理由

(※得点調整と成績標準化というのは、同じことを示す用語であり、違いはありません。)

(※2 基本的には教育学部や法学部、文学部、文化構想学部、商学部など一般入試が行われる学部は全て、得点調整があると言われています)

早稲田大学で得点調整が行われる理由は、大きく2つあります。

 

①科目間の不平等をなくすため

早稲田大学に限らずどこの大学でも、科目間での不平等が無いように、得点調整が行われます。

例えば日本史の平均点が20点、世界史の平均点が30点であるとき。

同じ30点を取った場合、日本史受験の場合の方が平均との差が大きく、得点力が高いです。

しかし素点だけで計算して、30点を加算すると、日本史受験の方が不利になってしまいますよね。

そうならないように得点調整が行われ、これはどこの大学でも同じです。

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②平均点とあまりに開く受験者への対応

得点調整が行われるもう1つの理由として、「平均点とあまりに離れた得点を取った受験者へ、正しく対応する」という意図があると推測しています。

例えば英語の平均点が30点に対して、10点ていう大幅に低い点数を取ってしまった場合。

英語が明らかに合格水準に達していないという事で、得点調整後は通常よりも大きく得点が下がる可能性があると推測されます。

 

一方、平均よりも大きく上回る得点を取った場合。

大学側は一芸に秀でた受験者として、得点調整で加算されることがあると推測されます。

あくまでこれまでの受験生の得点を分析したうえでの、考察にはなりますが、この「平均と離れた場合の対処」が行われているように感じます。

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早稲田大学の得点調整・成績標準化の計算式

得点調整の計算式は、これまでの受験生のデータを分析すると、以下のようになると予想できます。

これはあくまで予想ではありますが、ある程度の信憑性のある得点は算出できるはずです。

(素点-平均点)×0.25+(素点-平均点)+平均点

 

得点が平均点を上回っている場合

例えばあなたの素点が50点、平均点が35点だった場合。

(50-35)×0.25+(50-35)+35=53.75点

通常は50点ですが、平均よりも15点上回っている分、少しボーナスが加算されるイメージです。

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得点が平均点を下回っている場合

逆に得点が、平均点を下回っている場合。

素点が20点、平均点が35点だとすると、以下のようになります。

(20-35)×0.25+(20-35)+35=16.25点

平均点よりも15点下回っている分、少しマイナスされるイメージですね。

平均点との開きが少なければ少ないほど、得点は素点に近くなるという事です。

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早稲田大学の得点調整を攻略するために

得点調整が行われる、早稲田大学を攻略するためには、「ニガテ教科を作らない」ことが何よりも大切。

先ほどもお伝えした通り、平均点を大きく下回ってしまうと、減点されてしまう可能性があります。

学力の高い受験生が競争しあうのが早稲田大学の入試であり、そこで1教科でも大きく減点されてしまえば、合格の可能性は極めて低くなるでしょう。

ニガテな教科は最低でも平均点位を取れるようにしておくというのが、早稲田大学に合格するうえで重要なポイントになってきます。

 

「得意教科を作って、平均点を大きく上回れば良いんじゃないの?」と考える方も多いでしょう。

しかし早稲田大学は受験生のレベルが高く、その中で平均点を大幅に上回るというのは、至難の業です。

基本問題をミスしない事はもちろん、難問も正解していかなければいけません。

得意科目で周りと大きく差をつけるのはハードルがものすごく高いことで、ニガテ教科の基礎・基本を固めて平均点を抑える方が、ずっと難易度が低いです。

ニガテ教科から目をそらしてしまいがちですが、ニガテ教科の補強こそ、早稲田大学を受験するうえで重要になります。

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赤本や青本の採点の際に重要なコト

得点調整に加えて、「配点」を分析することも重要です。

例えば英語であれば知識問題は配点が低く、英語長文などボリュームの大きな問題は配点が高くなります。

後は記述・論述問題は配点が高くなるなど、大体の傾向はつかめるでしょう。

全ての問題を同じ配点で計算してしまうと、実際の得点と大きく異なってしまう可能性があるため、注意しなければいけません。

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早稲田大学の得点調整まとめ

早稲田大学の得点調整の目的は、「選択教科ごとの不平等を無くす」ことと、「平均点より大きく離れた受験者へ対応する」ためだと推測できます。

(素点-平均点)×0.25+(素点-平均点)+平均点

が大まかな計算式として予想されます。

ニガテ教科を作らず、大きな減点をされないように勉強をしていきましょう。

得点を分析する際には、配点も考えることが大切です。

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