共通テストは多くの受験生が受けるからこそ、「テクニック」を探す方も多いです。
インターネットで検索しても、共通テストの裏ワザなるものが、チラホラ見つかります。
よくうわさで出てくる「共通テストの英語のリーディングは全部読まなくても解ける」という内容を、ここで検証していきます。
共通テストの英語のリーディングは全部読まずに解く?
共通テストのリーディングは全部読まずに解けるのか、詳しく解説していきます!
結論:全部読まずに解くことは難しい!
結論からお伝えすると、共通テストの英語のリーディングは、全部読んで解くしかありません。
おそらくお読みの方は、全部読まずにササっと解けるようなテクニックを、期待されていたと思います。
しかし現実問題、そんなテクニックは存在しませんし、もしそんな簡単に解けるとしたら、試験として崩壊していますよね。
「より本質的な英語力を問う」ためにセンター試験から、共通テストに移行されました。
それなのに全部読まずに、テクニックでパパッと解けてしまうような問題を、作成するわけがないんです。
複数人の経験豊富な方々が集まって作るわけですから、それくらいの対策は万全にしています。
共通テストで使えると噂の「スキミング」って何?
「共通テストではスキミングを使って、全部読まずに解きましょう」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
スキミングとは設問で問われていることを、ピンポイントに探しながら、長文を読むテクニックです。
確かに共通テストは問われた内容を、ピンポイントで探すことは大切です。
しかしこれは「全部読まなくて良い」という事ではありません。
後ほど詳しく解説していきますが、「全部読む中で、重要な部分とそうでない部分をメリハリをつけて読む」という事です。
設問のキーワードだけを拾って、探しに行くような読み方をすると、簡単にヒッカケられてしまいます。
問題の作成者もこの手の解き方の方が引っ掛かる、ヒッカケの選択肢を用意しているからです。
ちゃんと英語長文を読むことを諦めてはいけない
「共通テストのリーディングは、全部読まなくても解ける?」なんていう風に考えてしまうのは、つまり今の時点で英語長文が読めていないからですよね。
しかし英語長文をちゃんと読めるようにすることを、諦めてはいけません。
テクニックばかりを追い求めて、そこに時間を使ってしまっていたら、伸びるはずだった成績も伸びなくなってしまいます。
諦めずに正攻法で、英語長文を読むトレーニングを進めていきましょう。
入試まで少しでも期間があれば、正しいトレーニング方法でまだまだ伸ばせます!
共通テストのリーディングで時間内に高得点を取る方法
それではここから、共通テストのリーディングでスピーディに高得点を取る方法を解説していきます!
設問の先読みをしてメリハリをつけて読む
設問を先に読むと、何が問われているかがわかります。
その答えを探しながら長文を読むことで、スピーディかつ正確に回答できるようになります。
設問に関わらない部分はザっと、関わりそうな部分はじっくり読みましょう。
先読みをすることで読解にメリハリをつけられます。
頭から全て読んでいきますが、メリハリをつけることでスピードを短縮するという事です。
回答の根拠となる要素は長文の中にちりばめられているので、該当部分の前後だけを読んで解こうとすると、正解を導き出すことができません。
まずは英文を正確に読めるようにする
テクニックやスピードアップの前に、まずは正確に英文を読めなければスタートラインにも立てません。
まずは1文1文を正確に読めるように、トレーニングをしましょう。
例えば「入門英文問題精講」や「英文解釈の技術シリーズ」などが、英文の精読の参考書として有名です。
1文1文を読めるようにしたら、徐々に英語長文のボリュームや難易度を上げて、共通テストレベルまで少しずつステップアップしていきます。
いきなり共通テストの過去問や模試ばかり解いても、そのレベルに到達していなければ、いつまでも高得点を取れるようにはなりません。
時間を測ってトレーニングをする
日ごろから英語長文の問題集を解く際には、時間制限を設けて、スピードを意識して取り組みましょう。
普段からスピードを意識していないと、模試や入試では焦ってしまいますし、時間内で得点を稼ぐ段取りも分からなくなってしまいます。
まずは今の時点で時間内に解き切れるレベルの長文からスタートし、徐々にレベルを上げていきましょう。
少しずつレベルを上げていけば、その難易度やスピードについていけるようになります。
共通テストリーディング「全部読まない」の真相まとめ
それではここまでの内容を整理します。
共通テストの英語の問題は全部読まずに解けるほど、甘いものではありません。
設問の先読みをしてメリハリをつけることは重要ですが、冒頭からしっかりと読みましょう。
日ごろから英文を正確に読むトレーニングを重ねるとともに、時間を意識した演習を繰り返すことが大切です。
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