大学入試の英語長文では、空所補充型の問題がとても多く出題されます。
英語長文の中に空所が用意されていて、そこを埋めていくような問題ですね。
共通テストでも日東駒専・MARCHでも早慶でも、東大や京大でも、穴埋め式の問題は良く見られます。
この記事では「英語長文の穴埋め問題の解き方のコツ」と「対策におすすめの問題集」を解説していきます!
英語長文の穴埋め問題の解き方のコツ
英語長文の穴埋め問題で求められるのは、「知識」と「文脈の理解」の2つ。
空所に当てはまる内容を記述したり、選択肢から選んだりするので、その品詞や選択肢の意味を理解しなければいけません。
その上で長文がどのような流れで進んでいて、空所にどのような内容が入ったら、その後の内容にスムーズにつながるか、文脈も把握しておく必要があります。
2つの理解が必要になるからこそ、空所補充問題が難しいと感じ、苦手意識を持つ方が多いです。
「知識」と「文脈の把握能力」の両方が問われているという点を意識するだけでも、空所補充問題の正答率は上がってくるでしょう。
英語長文の穴埋め問題が解けない場合は?
よく「長文の穴埋め問題が解けません、どうしたら良いですか?」というご質問をいただきます。
穴埋め問題が解けないといっても、その原因は「知識」と「文脈」のどちらか、もしくはその両方なのかによっても対処法が変わります。
ミスをした問題を徹底的に深堀りして、どこにミスの要因があるかを特定してください。
知識の抜けがあるケース
知識に抜けがある場合も、それが英単語なのか英熟語なのか文法なのか、前置詞なのかなどその知識によってもやるべきことが変わります。
そして抜けている知識そのものを覚えるだけでなく、「どうすれば類題に回答できるのか」というところまで突き詰めることが大切です。
例えば前置詞の穴埋め問題が苦手であれば、英単語や英熟語を覚える際に、セットとなる前置詞までケアして覚えなければいけません。
空所補充問題に限らず、ミスをした問題を何段階にも深堀りして原因を追究する姿勢は、とても大切です。
文脈が把握できていない場合
文脈が把握できておらず、空所に入れるべき内容が分からなかった場合。
「該当の部分の前後が訳せていなかった」のか、それとも「長文の全体像が理解できていなかったのか」など、その原因を追究していきます。
そしてどうすれば正解にたどり着けたのかまで掘り下げ、日ごろの勉強を修正していきましょう。
「次回は初見で類題を解けるようにする」という意識が重要です。
空所補充問題の対策におすすめの参考書・問題集
英語長文の参考書や問題集は空所補充型に限らず、和訳や内容一致など様々な問題が収録されています。
空所補充型の問題だけを取り扱った問題集は無いですし、空所補充問題は様々な要素が絡み合っているので、他の問題も解いていくことで正答率が上がっていきます。
・英語長文ハイパートレーニング
・英語長文ポラリス
・英語長文レベル別問題集
などなど、有名どころの英語長文の問題集であれば、どれを使っても空所補充問題の補強ができます。
これらの参考書は解説がとても詳しいので、ミスをした問題を掘り下げて、原因を分析することができます。
やっておきたい英語長文は国公立大学の二次試験向けという色が強く、記述・論述問題が多いので、どちらかというと上記のような参考書がおすすめです。
書店に足を運んで中身を見て、空所補充問題が多い参考書を選ぶのも良いでしょう。
英語長文の空所補充問題の注意点
英語長文の空所補充問題が解けない方は、「どうすれば空所補充問題を解けるだろう」とコツやテクニックを追いかけてしまいます。
しかし問題の作り手の意図は、「英語長文をしっかり読めているか」「知識がちゃんと頭に入っているか」を問いたいわけです。
テクニックが無ければ解けないような問題を出題するわけがないですし、テクニックだけで解けるような問題もまたしかりです。
「空所補充問題」というその部分だけにフォーカスせず、英語長文をしっかり読めるようにすること、そして必要な知識を日ごろから学ぶことを強く意識してください。
そうすれば自然と穴埋め問題の正答率は上がっていき、苦手意識も消えていくでしょう。
英語長文の穴埋め問題についてまとめ
ここまでお伝えした通り、英語長文の空所補充問題は知識と文脈の2つの観点から問われていることを、強く意識しましょう。
ミスをした問題は徹底的に掘り下げて、ミスの原因を追究してください。
そして日ごろの勉強を修正して、次回から類題を解けるようにしていきましょう。
空所補充問題はテクニックだけにフォーカスせずに、英語力そのものを伸ばしていくことが何よりも大切です。
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