共通テストの実践問題集は、河合や駿台、そしてZ会などから出版されています。
今回ご紹介するのはZ会から出版されている、「Z会共通テスト実戦模試」。
河合塾や駿台のものと比較して、「難易度がどれくらい難しいのか」、「中身の評判はどうなのか」といった点を、掘り下げて解説していきます。
Z会共通テスト実戦模試と評判・評価
Z会共通テスト実戦模試は貴重な、共通テスト形式の問題を解けるという事で、評価は高いです。
しかし最新の傾向を反映できているかというと、その点は少し疑問が残ります。
というのも過去の模試の使いまわしが多くなっているため、最新の傾向で6回分解けるというわけではないからです。
これはZ会に限らず、河合も駿台も同様です。
毎年6回もの問題を作るというのは、費用も時間もかかりすぎて厳しいという事でしょう。
河合・駿台・Z会どれがおすすめ?
共通テストの問題集はこれまでの模試の使いまわしも多いので、あまり模試を受けてこなかった会社を選ぶと良いでしょう。
また共通テストは過去問がかなり少なく、演習量を増やしにくいという難しさがあります。
そのため共通テストで本気で高得点を取りに行くのであれば、全ての出版社の問題集を購入しで、解きまくることをおすすめします。
多少は傾向が異なるとはいえ、近い形式の問題をたくさん解くことで、間違いなく本番に活きてくるでしょう。
Z会共通テスト実戦模試の難易度は難しい?
難易度も全体的に大きな違いは無く、どの出版社が特段に難しいという事もありません。
しいて言うのであれば、Z会が最も難しく、次に駿台、最も易しいのが河合という事になるでしょうか。
ただ回によっても全く難易度は変わってきますので、厳密にどこが簡単・難しいとは言えません。
あくまで共通テストと同じくらいの難易度と考えて、目標点を取れるように取り組むと良いでしょう。
実践模試を解く際の注意点
Z会共通テスト実戦模試を解く際には、時間を測って本番と同じ条件で解いてください。
もちろん途中で調べたり、辞書を引いたりしてはいけません。
時間内で解き切れなかった部分は明確にしておき、そのうえで解くようにしましょう。
「実践と同じ状況で解く」演習が最も効果的であり、その作業をたくさんこなすために、Z会共通テスト実戦模試に取り組んでいるということを、忘れてはいけません。
また共通テストよりもやや難しいという事もあり、そもそも共通テストレベルの問題をある程度解けるようになってから、取り組む必要があります。
共通テストに太刀打ちできない状態で実践模試に取り組んでも、低い得点率しか取れず、結果を分析して勉強に活かすことができません。
あくまで一定の実力が身についてから、実践模試で実力試し、弱点のあぶり出しという流れになります。
普段から積極的に模試を受けるのがおすすめ
共通テストの模試が最も、最新の傾向を反映した、実践的な試験になります。
実践模試とは異なり、必ず初見の問題を解くことができます。
そして入試に近い緊張感で、一切の不正ができない状態であることも、とても大きなポイントです。
緊張した状態で、時間内でどれくらい得点が取れるのかを把握することが大切です。
そしてそのうえで自分の弱点を分析し、得点を伸ばせるように勉強に取り組みましょう。
過去問がほとんどない以上、積極的に自分で問題を解く姿勢を持つことが必要になります。
Z会共通テスト実戦模試まとめ
ここまでお伝えした通り、Z会共通テスト実戦模試に限らず、問題集は使いまわしも多く、最新の傾向を十分に反映は出来ておりません。
ですが共通テストの過去問がない以上、解くしか選択肢がありません。
Z会共通テスト実戦模試だけでなく、他の出版社の問題集も積極的に解いて、形式に慣れていきましょう。
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